消防設備点検とは
ビルやマンション、あるいは病院やホテルなどの建物には様々な設備があります。そのうち、火災事故を未然に防いだり消火活動上必要となったりする設備をまとめて「消防設備」と呼んでいます。
法律では、消防設備の設置があるビルまたはマンションは、消防設備士（国家資格者）による点検を年２回（半年ごと）実施する義務があります。
もし火災が発生した時、この消防設備が正常に機能しなければ、被害が拡大し、人命にも関わります。ですから、人の命と建物を火災から守るため、「消防設備点検」を実施することが法律で義務付けられています。
消防設備点検が必要な建物の例
特定防火対象物（不特定多数の人が利用する用途の建物）
非特定防火対象物（決められた人が利用する用途の建物）で、消防長又は消防署長が指定したもの
既に現在、消防設備が設置されている建物については点検が必要となります。
また、建物の大きさや用途の面で点検が必要かどうか分からない場合は、お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
消防設備の種類
消防設備には、初期消火を目的とした消火設備、火災をいち早く知らせる警報設備、実際に避難する際に役立つ避難設備などがあります。
ビルやマンションの大きさや用途によって設置の基準があり、その基準を満たすように設置しなければいけません。
消防設備には下記の26種類の設備があります。
- 消火器
- 消防機関へ通報する火災報知設備
- 屋内消火栓設備
- 非常警報器具及び設備
- スプリンクラー設備
- 避難器具
- 水噴霧消火設備
- 誘導灯及び誘導標識
- 泡消火設備
- 消防用水
- 不活性ガス消火設備
- 排煙設備
- ハロゲン化物消火設備
- 連結散水管
- 粉末消火設備
- 連結送水管
- 屋外消火栓設備
- 非常コンセント設備
- 動力消防ポンプ設備
- 無線通信補助設備
- 自動火災報知設備
- 非常電源設備（非常電源専用受電設備）
- ガス漏れ警報設備
- 非常電源設備（自家発電設備）
- 漏電火災警報器
- 非常電源設備（蓄電池設備）
「年2回」の点検が法律で義務付けられています
消防設備点検は「機器点検」と「総合点検」とで年2回行う必要があります。
- 総合点検1年に1回以上
- 消防設備を作動させたり、その設備を実際に使用したりすることで、設備全体の総合的な機能を点検します。
- 機器点検6ヵ月に1回以上
- 消防設備の適正な配置、損傷の有無などを点検します。外観の状態、設備の操作によって判別できる項目を確認します。
- 報告書提出年1回または3年に1回
- 所轄の消防署へ「消防用設備等点検結果報告書」の提出が必要です。
寿防災工業の消防設備点検3つのメリット
- 大型工事も実績による信頼
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創業より38年、福岡県内を中心に、官公庁の大型施設も含めて様々な建物の消防設備点検、修繕リニューアルなどを手がけてきました。そのため社内に経験豊富な技術者が多く、大規模な工事にも対応できます。設備の機能はもちろんのこと、外観も含めた丁寧な点検を心がけています。
- 40名以上の技術者が緊急対応
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社員として40名以上の技術者(消防設備士)を抱えているので、緊急対応のスピードが速いです。また、大手企業と違って下請け業者を使わないので、適正価格で作業ができます。誤報などのトラブルも、適切な初期対応を行い、原因を丁寧に調べて再発防止に努めます。
- 点検後の不良箇所もすぐ改修
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点検で見つかった軽微な不良箇所については、その場で機器の交換や修繕を提案し、作業まで完了できることが多いです。というのも、よく交換が必要になる機器は一定量の在庫があり、点検時に予備を持って行きますので、軽微なものなら即日で有資格者による修理・交換ができます。
点検には「消防設備士」等の資格が必要です
これらの点検作業や報告は「消防設備士」の国家資格を持っている者、または消防設備点検の資格を持っている者に行わせなければいけません。そして、その結果は消防法で定められた様式の書類にまとめ、消防長や消防署長に報告する必要があります（定期点検報告制度）。
消防の専門知識にまで頭が回らない？
もちろん、建物の管理を担当する方が、これら細かい点を全て把握する必要はありません。日々お忙しい中で、消防関連の専門的な知識を身に付けたり、消防法の改正に対応したりしていくのは大変です。それに、ビルやマンションの管理は消防設備点検だけでなく、清掃やセキュリティ、エレベーターの点検…などなど多岐にわたります。
ましてや、労務管理などもあって忙しい状況では、消防設備点検の結果を（外観なども含めて）自分で確認するのは大変でしょう。ですから、消防関係・防火管理のことは全て、信頼できるプロに任せた方が安心ではないでしょうか。
プロに保守管理を任せて安心＆安全を
私たち寿防災工業は、現在も福岡県を中心に1800件以上の建物で、年２回の消防設備点検を含めた「保守管理」をさせていただいております。もちろん、点検日が近づいてきたら事前にアナウンス＆日程調整をさせていただきますので、知らないうちに違反物件になることもありません。誤報などの緊急対応も含めて徹底してサポートいたします。
ですから、もし「消防設備点検をどこに頼んだらいいのか分からない」とお悩みでしたら、ぜひお問い合わせフォーム、または電話でお気軽にご相談ください。大切だけど面倒な消防設備・防火管理のこと、私たちが一緒に解決させていただきます。
