先日、6月27日(木)に寿防災グループと協力業者様合同で安全大会を開催いたしました。現場の業務で多忙な中、協力業者様も含めて77名の方に参加いただき、最期は安全宣言とともに盛況のうちに終了することができました。ご協力いただきました方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
前半:「人的行動災害」について
こちらは、弊社の若手社員、松山が担当しました。全国の労働災害の発生状況や件数の統計データや、人間の行動災害(ヒューマンエラー)のパターンについて説明を行い、私たちが仕事でどんな点に気をつければよいのかを改めて共有する機会となりました。若手が講師を務めるのは、緊張すると思いますが、社員の成長につながってとてもいいですね。「人は教えることで最も学ぶ」という事実を感じさせてくれる発表でした。
後半:事故事例の共有と対策
後半は、弊社の技術部長、上野による事故事例の共有と、私たちの作業現場に当てはめた時に気をつけることなどの説明・質疑応答を行いました。自社でのKY活動だけでなく、他社の労働災害の事例を学び、一人ひとりが「自分事」として、当事者意識を持って考えるよい機会となりました。
安全は私たちが“つくり出す”もの
ただ、これらの意識が安全大会だけで終わっては意味がありません。JR九州会長の唐池恒二さんは、安全意識は「眠りやすい」と表現しています。どんなに優秀な社員でも、無事故を継続しているベテラン社員であっても、入社間もない新入社員で緊張感を漂わせる若手社員であっても、安全への意識は等しく眠りやすいものです。ですから、そのことを覚悟した上で、その眠りから目覚めさせるようなことをしていく必要があります。
具体的には、日々のKY活動や指差呼称、安全唱和といったものです。安全意識が眠らないように、自分の体を動かし、自分で自分の安全意識に対して声を出す。指差呼称1つとっても、指先まできちっと伸ばし、大きな声で指差し確認することで安全はつくられます。安全は守るものでもなければ、最初からそこにあるものでもありません。安全は私たちの手で”つくり出すもの”であり、これは日頃の行動の積重ねでしかありません。
安全宣言
安全宣言
私たちは、安全第一を心がけて作業します。
私たちは、礼儀正しい言動を行います。
私たちは、いつも笑顔で応対します。
ご安全に!
最期は、いつもの朝礼で唱和する言葉を、今一度、関係者の方々の前で宣言することで、改めて「安全第一」の意識が高まったように思います。改めまして、ご参加いただきました協力業者の皆様、準備をしてくれた方々、お疲れ様です。ありがとうございます。
それでは、今日もご安全に!