注)この記事は現在、マンション管理組合、社会福祉法人、学校法人のお客様が対象となります
消防設備の中でも多くの建物に設置されている自動火災報知設備。その心臓部である「受信機」の交換時期の目安は15年だと言われています(※日本火災報知機工業会HP参照)設備が古いとメーカーで部品が生産されていないケースも多く修理も困難なため、弊社では長くても20年経過したら更新することを提案させていただいております。ところが…
「工事費用が高く、一括では払えない…」
リニューアルとなると相応の工事金額がかかります。建物の規模にもよりますが、たとえば10階建てで20戸の1ルームマンションなどであれば自動火災報知設備のリニューアルは設備費・工事費含めて100万円を超えるケースも普通にあります。そのため、これまでも「一括では払えない」といった相談は弊社でも結構な数ありました。修繕積立金が十分に貯まっていないケース、あるいはそもそも消防設備に予算をとっていなかった…などなど。
結果として、自動火災報知設備の誤報が多いのに何も対策できていなかったり、不良箇所があって「未警戒状態」で危険なのに放置されていたり…こうした状態では、火災が起きても警報が鳴らず、消防への通報・消火活動も遅れてしまい、逃げる前に火の手が広がってしまいます。あまり知られていませんが、総務省消防庁が発行する『消防白書』によれば、火災による死因トップは「逃げ遅れ」で49.4%、ダントツです。
消防訓練で火災に気付いた際に素早く行動できるようにしておくことは大切ですが…そもそも火災に気付かなければ避難できません。そして、火災に気付くために最も大切な設備が先の「自動火災報知設備」です。マンションの壁に「強く押す」と書かれた発信機、熱や煙で警報が鳴る天井に設置された感知器。あなたも見たことがあるでしょう。これら含めての自動火災報知設備なのですが、15年が経過すればリニューアルを検討していただかなければいけません。
リースなら消防設備を分割払いで更新できる
こうした問題を解決するため、寿防災工業ではこの度、マンション管理組合、社会福祉法人、学校法人のお客様向けに、消防設備を「リース」でリニューアルできるようにさせていただきました。今回ご利用いただく「譲渡条件付きリース」では、リース期間終了後は設備の所有権が自動的にお客様に移り、リース終了後もそのままご利用いただけます。具体的には、5〜7年のリース契約を結ぶことで、毎月の分割払いで建物の自動火災報知設備をはじめとした消防設備をリニューアルすることができます。
そしてたとえば、先の話でリニューアル工事費用が100万円だとした場合、7年契約であれば毎月14,000円ほどの負担で済みます。これなら、初期費用が大きく押さえられるため、修繕積立金からの一時的な支出が大きく抑えられます。あるいは、マンションの管理組合で将来的に大規模修繕で銀行からの融資を考えているのであれば、その融資限度額の枠をできるだけ使わずに残しておきたいもの。
リースならこうしたことで悩まずにリニューアル工事をスタートできますし、建物の安心・安全を確保することができます。そして、リース契約であっても設置から1年間は保証が付いており、不具合が出た際も無償で修理いたします。また保証期間が終了しても、リース会社が加入している「動産保険」から設備の修繕費用が出ることもあります(注:必ず出るわけではなく故障の原因などで条件があります)
リースだと経費になり資産計上が不要です(貸借対照表に影響なし)
そしてもう1つ、リースのいいところは経費となるため資産計上が不要なことです。つまりは、P/Lのみで完結するため、B/S(貸借対照表)に影響しません。リニューアル費用を一括で払わずに、固定費として月々の経費として分散できますので、お客様の資産管理もやりやすくなるのではないでしょうか。総支払額に関しては、一括購入よりも14〜18%高くなってしまいますが、それを上回るメリットがあるのではないかと思います。
これまでは「分割払いにしたい」という要望にはお応えできていなかったのですが、今後はお客様にとってメリットの多いリース契約をぜひともご利用いただければと思います。ご興味のある方、詳細について知りたい方はぜひ、下のお問合せフォームからお気軽にお問い合わせください。ご意見・ご質問もお待ちしておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
―寿防災工業 安永―
追伸:
今回、弊社で取り扱いを始めた「譲渡条件付きリース」での消防設備リニューアルは、マンション管理組合、社会福祉法人、学校法人の3つでご利用いただけます。それ以外の法人様、オーナー様におきましてはビジネスローンを使った分割払いの方法もあります。ご興味のある方は下記の問い合わせフォームからご連絡いただけますと幸いです。